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JLreq-d のモデルとスコープの議論 #30
Comments
今日のミーティングにおいて、JLreq-d において冊子形態は扱わず、行長可変スクロールモデルにフォーカスすることに合意した。 つまり、判型があり、固定的なページのテンプレートとして基本版面があるようなモデルは扱わない。 ただし、冊子形態を扱わないことは、ページ的なものを扱わないことでは必ずしもない。たとえば一つのWebページがセクションに分かれて、その単位でレイアウトが起こり、段組があるような場合も存在する。また、ユーザーインターフェースとしてある単位で内容をスクロールするような動作も冊子形態であることとは別に扱うことができる。 |
モデルとしては、いわば巻物を少しずつ拡げて見終わったところは巻き取っていく、というイメージですね。以前、神保町の古書店主、橋口侯之介さんに、いくつか本物(とレプリカ)の巻物を見せてもらったことがありますが、大きな机や床にどどど〜と拡げるのではなく、巻き取りながら少しずつ見ていくのですよ、と教えてていただきました。 |
この視点は重要ですね。巻物を窓を通じて見る。 固定的なページという単位がなくても、その窓や任意の領域を利用して段組が可能ですね。例えば Apple のWebページなど、最近のWebデザインは長いスクロールの中にこのような単位を作ることを意識して作られているように思います。 https://www.apple.com/iphone-14-pro/ |
巻物のアナロジーで続けると、1巻(一巻き)をどのぐらいの単位で切るか、という問題もある。西欧の羊皮紙だと羊一匹分の大きさに制約されるし、日本の絵巻物だと、紙を繋いで結構長く出来る。鳥獣戯画など、3巻合わせて30メートル以上。改ページとは別の改巻(改章、改節)みたいな概念が必要になるかも。 |
Copied the JLReq-d model and scope discussions from the meeting notes on 5-30. JLReq-d model and scope discussionsPage vs. ScrollKobayashi: JLReq-d should discard the page model, where pages with fixed kihon-hanmen are bound together to make a book. Instead, we should focus on the reflow & scroll model.
Line layout
JLReq-d モデルとスコープの議論ページ対スクロール小林:JLReq-dは、ページモデル、すなわち基本版面という固定したページが束ねられた冊子のモデル、を廃棄すべきである。代わりに、我々はリフロー&スクロールモデルに焦点を当てるべきだ。
行レイアウト
ナーたちは長い間、詰め組みを使用してきました。それは日本語のテキストの比例で、オプションでカーニングです)
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モデルとスコープについてのメモをアメンドしました。稚拙な図も一つ。 |
JLreq-d の採用するモデル、スコープの議論を散逸しないようにここでキャプチャする。
小林さんの叩き台文書 2023-5-30
JLreq-Dのモデル—JLreq-originalとの比較
layoutの対象となるモデル(-D、original共通)
JLreqで規定する文字クラスに属する文字を、(ダラダラと)並べたもの。
文字、文、段落、項、節、章、部などの階層構造を持つ。
それぞれの階層レベルと分掌全体とをノードとして、他の文/文章、図版、表へのリンク構造を持つ。
-originalにおけるlayout
基本版面の設計がベース
Margin、行長、行間をあらかじめ設定する。
-Dにおけるlayout
基本的には行長可変のスクロールモデル
一般的には、読者に読まれるタイミングで、ダイナミックに生成される。
その際、読者が設定する(もしくは読者が保持するデバイスの固定長の)矩形の大きさによる制約の下で、読者によって行長と行間が設定される。
イメージとしては、行長と行間が決定されたことによってlayout可能となった巻物(スクロール)を、読者が設定した矩形の窓を通して閲覧することとなる。
基本版面から可変行長スクロールモデルに移行することにより、-originalとは位置づけが異なる組版要件が発生する
行長が可変となるために位置づけが変化する要件
行長が長くなると行末禁則は厳しくなり、行長が短くなると行末禁則は緩やかになる。
したがって、行長への配慮を持たない禁則文字の設定は意味がない。
-originalでは、基本版面における行長を(暗黙裏に)40文字程度と想定していた。
改ページの概念が変化するため位置づけが変化する要件
泣き別れ、辞書における前行への改行など
改ページの概念が喪失することにより、不要となる要件がある。
さしあたりのボトムライン
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