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Translate concepts/workloads/pods/pod-overview/ in Japanese (#14426) #14446

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title: Kubernetesコンポーネント
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name: concepts
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{{% capture overview %}}

このページでは、Kubernetesクラスターの機能を提供するために必要になる様々なコンポーネントを説明します。(実行ファイル形式で提供される)

{{% /capture %}}

{{% capture body %}}

## マスターコンポーネント

マスターコンポーネントは、クラスターのコントロールプレーンです。マスターコンポーネントはクラスターに関する全体的な決定を行い(例えばスケジューリングなど)、クラスターのイベントを検知し、それらに応答します(例えば、レプリケーションコントローラーの'replicas'フィールドが充足されていない場合、新しいPodを立ち上げます)。

マスターコンポーネントは、クラスター内のどのマシン上でも動かすことが出来ます。しかし、話を簡単にするために、環境構築を行うスクリプトは通常、全てのマスターコンポーネントを同じマシン上で稼働させ、ユーザーのコンテナはそのマシンでは稼働させません。複数マスターマシン構成の構築例は、[高可用性クラスターを構築する](/docs/admin/high-availability/)を確認してください。

### kube-apiserver

{{< glossary_definition term_id="kube-apiserver" length="all" >}}

### etcd

{{< glossary_definition term_id="etcd" length="all" >}}

### kube-scheduler

{{< glossary_definition term_id="kube-scheduler" length="all" >}}

### kube-controller-manager

{{< glossary_definition term_id="kube-controller-manager" length="all" >}}

コントローラーには下記のものがあります:

* ノードコントローラー: ノードがダウンした場合に、通知と応答を行います。
* レプリケーションコントローラー: それぞれのレプリケーションコントローラーオブジェクト内に、正しい数のポッドが存在しているかを管理します。
* エンドポイントコントローラー: エンドポイントを設定します。(これは、サービスとPodを結合するということです)
* サービスアカウント & トークンコントローラー: 新しい名前空間にデフォルトアカウントとAPIアクセストークンを作成します。

### クラウドコントローラーマネージャー(cloud-controller-manager)

[クラウドコントローラーマネージャー](/docs/tasks/administer-cluster/running-cloud-controller/)は、基盤となるクラウドサービスと連携するコントローラーを動かします。クラウドコントローラーマネージャーはKubernetes 1.6でリリースされたアルファの機能です。

クラウドコントローラーマネージャーは、クラウドサービス固有の制御ループのみを動かします。これらの制御ループは kube-controller-manager から無効にしなければなりません。無効にするには、kube-controller-managerの起動時に、`--cloud-provider`フラグに`external`を指定します。

クラウドコントローラーマネージャーは、クラウドベンダー固有のコードと、Kubernetes本体のコードを独立して開発することを可能にします。以前のリリースでは、Kubernetes本体のコードがクラウドサービス固有のコードに機能的に依存していました。将来のリリースでは、クラウドベンダー固有のコードはクラウドベンダー自身が保持し、Kubernetesが稼働している時にクラウドコントローラーマネージャーに紐付けられるようになっていきます。

以下のコントローラーがクラウドサービスとの依存関係を持っています:

* ノードコントローラー: クラウドから応答が無くなった後、ノードが削除されていないかを確認します。
* ルートコントローラー: クラウド基盤にルーティング情報を設定します。
* サービスコントローラー: クラウドサービス上のロードバランサーを作成、更新、削除します。
* ボリュームコントローラー: ボリュームを作成、アタッチ、マウント、またクラウドサービスと連携し、ボリュームを編成します。

## ノードコンポーネント

ノードコンポーネントは全てのノード上で稼働し、稼働中Podの管理、Kubernetes実行環境を提供します。

### kubelet

{{< glossary_definition term_id="kubelet" length="all" >}}

### kube-proxy

[kube-proxy](/docs/admin/kube-proxy/)は、ホスト上のネットワークルールを管理し、コネクションの転送を行うことで、Kubernetesサービスの抽象化を可能にします。

### コンテナランタイム

コンテナランタイムは、コンテナを稼働させる責務を持つソフトウェアです。
Kubernetesはいくつかのランタイムをサポートしています: [Docker](http://www.docker.com)、[containerd](https://containerd.io)、[cri-o](https://cri-o.io/)、[rktlet](https://github.com/kubernetes-incubator/rktlet)、また[Kubernetes CRI (コンテナランタイムインターフェース)](https://github.com/kubernetes/community/blob/master/contributors/devel/sig-node/container-runtime-interface.md)の実装があります。

## アドオン

アドオンは、クラスターの機能群を実装したPodとサービスです。そのPodは、Deployment、レプリケーションコントローラーなどによって管理されるでしょう。名前空間に属するアドオンオブジェクトは、`kube-system`名前空間に作られます。

一部のアドオンを下記に示します。その他の利用可能なアドオンのリストは、[アドオン](/docs/concepts/cluster-administration/addons/)を確認してください。

### DNS

厳密には他のアドオンは必須ではありませんが、多数の実例が依存しているため、全てのKubernetesクラスターは[クラスターDNS](/docs/concepts/services-networking/dns-pod-service/)を持つべきです。

クラスターDNSはDNSサーバーで、あなたの環境で動いている他のDNSサーバーに加え、Kubernetesサービスで利用するDNSレコードも扱います。

Kubernetesから起動されたコンテナは、DNSの検索対象として、自動的にこのDNSサーバーを含めます。

### Web UI (ダッシュボード)

[ダッシュボード](/docs/tasks/access-application-cluster/web-ui-dashboard/)は、汎用のKubernetesのクラスターを管理するためのWebベースのUIです。ユーザーはこれを用いて、クラスター上で稼働しているアプリケーション、またクラスターそのものの管理、トラブルシュートが可能です。

### コンテナリソース監視

[コンテナリソース監視](/docs/tasks/debug-application-cluster/resource-usage-monitoring/)は、コンテナに関する一般的な時系列のメトリクスをセントラルなデータベースに記録し、そのデータを閲覧するUIを提供します。

### クラスターレベルロギング

[クラスターレベルロギング](/docs/concepts/cluster-administration/logging/)機構は、コンテナのログを、検索、閲覧のインターフェースを持ったセントラルなログ保管場所に保存します。

{{% /capture %}}

116 changes: 116 additions & 0 deletions content/ja/docs/concepts/overview/kubernetes-api.md
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title: Kubernetes API
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name: concepts
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{{% capture overview %}}

全般的なAPIの規則は、[API規則ドキュメント](https://git.k8s.io/community/contributors/devel/api-conventions.md)に記載されています。

APIエンドポイント、リソースタイプ、そしてサンプルは[APIリファレンス](/docs/reference)に記載されています。

APIへの外部からのアクセスは、[APIアクセス制御ドキュメント](/docs/reference/access-authn-authz/controlling-access/)に記載されています。

Kubernetes APIは、システムの宣言的設定スキーマの基礎としても機能します。[kubectl](/docs/reference/kubectl/overview/)コマンドラインツールから、APIオブジェクトを作成、更新、削除、取得することが出来ます。

また、Kubernetesは、シリアライズされた状態を(現在は[etcd](https://coreos.com/docs/distributed-configuration/getting-started-with-etcd/)に)APIリソースの単位で保存しています。

Kubernetesそれ自身は複数のコンポーネントから構成されており、APIを介して連携しています。

{{% /capture %}}

{{% capture body %}}

## APIの変更

我々の経験上、成功を収めているどのようなシステムも、新しいユースケースへの対応、既存の変更に合わせ、成長し変わっていく必要があります。したがって、Kubernetesにも継続的に変化、成長することを期待しています。一方で、長期間にわたり、既存のクライアントとの互換性を損なわないようにする予定です。一般的に、新しいAPIリソースとリソースフィールドは頻繁に追加されることが予想されます。リソース、フィールドの削除は、[API廃止ポリシー](/docs/reference/using-api/deprecation-policy/)への準拠を必要とします。

何が互換性のある変更を意味するか、またAPIをどのように変更するかは、[API変更ドキュメント](https://git.k8s.io/community/contributors/devel/api_changes.md)に詳解されています。

## OpenAPIとSwaggerの定義

完全なAPIの詳細は、[OpenAPI](https://www.openapis.org/)に記載されています。

Kubernetes 1.10から、KubernetesAPIサーバーは`/openapi/v2`のエンドポイントを通じて、OpenAPI仕様を提供しています。
リクエストフォーマットは、HTTPヘッダーを下記のように設定することで指定されます:

ヘッダ | 設定可能な値
------ | ---------------
Accept | `application/json`, `application/[email protected]+protobuf` (デフォルトのcontent-typeは、`*/*`に対して`application/json`か、もしくはこのヘッダーを送信しません)
Accept-Encoding | `gzip` (このヘッダーを送信しないことも許容されています)

1.14より前のバージョンでは、フォーマット分離エンドポイント(`/swagger.json`, `/swagger-2.0.0.json`, `/swagger-2.0.0.pb-v1`, `/swagger-2.0.0.pb-v1.gz`)が、OpenAPI仕様を違うフォーマットで提供しています。これらのエンドポイントは非推奨となっており、Kubernetes1.14で削除される予定です。

**OpenAPI仕様の取得サンプル**:

1.10より前 | Kubernetes1.10以降
----------- | -----------------------------
GET /swagger.json | GET /openapi/v2 **Accept**: application/json
GET /swagger-2.0.0.pb-v1 | GET /openapi/v2 **Accept**: application/[email protected]+protobuf
GET /swagger-2.0.0.pb-v1.gz | GET /openapi/v2 **Accept**: application/[email protected]+protobuf **Accept-Encoding**: gzip

Kubernetesは、他の手段として主にクラスター間の連携用途向けのAPIに、Protocol buffersをベースにしたシリアライズフォーマットを実装しており、そのフォーマットの概要は[デザイン提案](https://github.com/kubernetes/community/blob/master/contributors/design-proposals/api-machinery/protobuf.md)に記載されています。また各スキーマのIDFファイルは、APIオブジェクトを定義しているGoパッケージ内に配置されています。

また、1.14より前のバージョンのKubernetesAPIサーバーでは、[Swagger v1.2](http://swagger.io/)をベースにしたKubernetes仕様を、`/swaggerapi`で公開しています。
このエンドポイントは非推奨となっており、Kubernetes1.14で削除される予定です。

## APIバージョニング

フィールドの削除やリソース表現の再構成を簡単に行えるようにするため、Kubernetesは複数のAPIバージョンをサポートしており、`/api/v1`や`/apis/extensions/v1beta1`のように、それぞれ異なるAPIのパスが割り当てられています。

APIが、システムリソースと動作について明確かつ一貫したビューを提供し、サポート終了、実験的なAPIへのアクセス制御を有効にするために、リソースまたはフィールドレベルではなく、APIレベルでバージョンを付けることを選択しました。JSONとProtocol Buffersのシリアライズスキーマも、スキーマ変更に関して同じガイドラインに従います。ここから以下の説明は、双方のフォーマットをカバーしています。

APIとソフトウエアのバージョニングは、間接的にしか関連していないことに注意してください。[APIとリリースバージョニング提案](https://git.k8s.io/community/contributors/design-proposals/release/versioning.md)で、APIとソフトウェアのバージョニングの関連について記載しています。

異なるバージョンのAPIは、異なるレベル(版)の安定性とサポートを持っています。それぞれのレベル(版)の基準は、[API変更ドキュメント](https://git.k8s.io/community/contributors/devel/api_changes.md#alpha-beta-and-stable-versions)に詳細が記載されています。下記に簡潔にまとめます:

- アルファレベル(版):
- バージョン名に`alpha`を含みます(例、`v1alpha1`)。
- バグが多いかもしれません。アルファ機能の有効化がバグを顕在化させるかもしれません。デフォルトでは無効となっています。
- アルファ機能のサポートは、いつでも通知無しに取りやめられる可能性があります。
- ソフトウェアリリース後、APIが通知無しに互換性が無い形で変更される可能性があります。
- バグが増えるリスク、また長期サポートが無いことから、短期間のテスト用クラスターでの利用を推奨します。
- ベータレベル(版):
- バージョン名に`beta`を含みます(例、`v2beta3`)。
- コードは十分にテストされています。ベータ機能の有効化は安全だと考えられます。デフォルトで有効化されています。
- 全体的な機能のサポートは取りやめられませんが、詳細は変更される可能性があります。
- オブジェクトのスキーマ、意味はその後のベータ、安定版リリースで互換性が無い形で変更される可能性があります。その場合、次のバージョンへアップデートするための手順を提供します。その手順ではAPIオブジェクトの削除、修正、再作成が必要になるかもしれません。修正のプロセスは多少の検討が必要になるかもしれません。これは、この機能を利用しているアプリケーションでダウンタイムが必要になる可能性があるためです。
- 今後のリリースで、互換性の無い変更が行われる可能性があるため、ビジネスクリティカルな場面以外での利用を推奨します。もし複数のクラスターを持っており、それぞれ個別にアップグレードが可能な場合、この制限の影響を緩和できるかもしれません。
- **是非ベータ機能を試して、フィードバックをください!ベータから安定版になってしまうと、より多くの変更を加えることが難しくなってしまいます。**
- 安定版:
- バージョン名は`vX`のようになっており、`X`は整数です。
- 安定版の機能は、今後のリリースバージョンにも適用されます。

## APIグループ

KubernetesAPIの拡張を簡易に行えるようにするため、[*APIグループ*](https://git.k8s.io/community/contributors/design-proposals/api-machinery/api-group.md)を実装しました。
APIグループは、RESTのパスとシリアライズされたオブジェクトの`apiVersion`フィールドで指定されます。

現在、いくつかのAPIグループが利用されています:

1. *core* グループ(度々、*legacy group* と呼ばれます)は、`/api/v1`というRESTのパスで、`apiVersion: v1`を使います。

1. 名前付きのグループは、`/apis/$GROUP_NAME/$VERSION`というRESTのパスで、`apiVersion: $GROUP_NAME/$VERSION`(例、`apiVersion: batch/v1`)を使います。サポートされているAPIグループの全リストは、[Kubernetes APIリファレンス](/docs/reference/)を参照してください。

[カスタムリソース](/docs/concepts/api-extension/custom-resources/)でAPIを拡張するために、2つの方法がサポートされています:

1. [カスタムリソース定義](/docs/tasks/access-kubernetes-api/extend-api-custom-resource-definitions/)は、とても基本的なCRUDが必要なユーザー向けです。
1. 独自のAPIサーバーを実装可能な、フルセットのKubernetes APIが必要なユーザーは、[アグリゲーター](/docs/tasks/access-kubernetes-api/configure-aggregation-layer/)を使い、クライアントにシームレスな形で拡張を行います。

## APIグループの有効化

いくつかのリソースとAPIグループはデフォルトで有効になっています。それらは、APIサーバーの`--runtime-config`設定で、有効化、無効化できます。`--runtime-config`は、カンマ区切りの複数の値を設定可能です。例えば、batch/v1を無効化する場合、`--runtime-config=batch/v1=false`をセットし、batch/v2alpha1を有効化する場合、`--runtime-config=batch/v2alpha1`をセットします。このフラグは、APIサーバーのランタイム設定を表すkey=valueのペアを、カンマ区切りで指定したセットを指定可能です。

重要: APIグループ、リソースの有効化、無効化は、`--runtime-config`の変更を反映するため、APIサーバーとコントローラーマネージャーの再起動が必要です。

## APIグループのリソースの有効化

DaemonSets、Deployments、HorizontalPodAutoscalers、Ingresses、JobsReplicaSets、そしてReplicaSetsはデフォルトで有効です。
その他の拡張リソースは、APIサーバーの`--runtime-config`を設定することで有効化できます。`--runtime-config`はカンマ区切りの複数の値を設定可能です。例えば、deploymentsとingressを無効化する場合、`--runtime-config=extensions/v1beta1/deployments=false,extensions/v1beta1/ingresses=false`と設定します。

{{% /capture %}}
Original file line number Diff line number Diff line change
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title: "Working with Kubernetes Objects"
weight: 40
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