undefinedかnullの片方を使用禁止にする

[Hiroshiba]

内容

javascriptはundefinedとnullがあり、どちらを「何もない」として使うかは個人によるところが大きいと思います。
実際VOICEVOXは様々な人からコミットを受けており、両方が混在しています。

問題ないといえば問題ないのですが、実装速度を早めるためにも規約を設けてどちらか片方に寄せたいです。

Pros 良くなる点

コーディングしやすくなる

Cons 悪くなる点

どちらにすればいいかは派閥がある

実現方法

問題はどっちに寄せるかですが、個人的にはundefinedに寄せたいです。

typescript自身はundefinedを選んでいます。
https://github.com/Microsoft/TypeScript/wiki/Coding-guidelines#null-and-undefined

あと何よりも、Optionalな引数（hoge: string?）を定義して引数が無指定だった場合にundefinedが入るのが言語上定まっているので、undefinedを使うのが良いのかなと思っています。

その他

linterなどでnullを禁止する方法があれば知りたいです。
また意見も歓迎しています。

[k-chop]

統一するならundefinedでよさそうと思いました。

eslintでnull禁止の方法は eslint/eslint#12177 (comment) ←こちらに no-restricted-syntax を使って実現してる例があります。

"selector": ":not(BinaryExpression:matches([operator='!=='], [operator='==='])) > Literal[value=null]"

この例だと、nullを返すAPIのライブラリ等のために hoge === null や hoge !== null は許容しつつ、 hoge = null や hoge(null) 、 { hoge: null } は許さない設定になります。

ref:
https://eslint.org/docs/latest/rules/no-restricted-syntax
https://eslint.org/docs/latest/rules/eqeqeq

個人的にはnullかundefinedは区別せず、判定には一律 hoge == null hoge != null を使うのが好みですが、VOICEVOXのコードを検索したところ hoge === undefined hoge !== undefined の方が圧倒的多数派でした。
nullとundefinedを区別している既存コードもありそうですし、判定方法も統一するなら後者に合わせた方が安全な気はしますね・・・

[Hiroshiba]

ありがとうございます！！
確かにnullを返すライブラリのために=== nullは残しておかないといけないですね。

今まで見た感じ、nullとundefinedが混在している箇所は無い･･･はずです。
まあ一旦===側に寄せちゃって、時間あるときに==に寄せてもいいかもと思いました！