取引価格情報に基づく、工業地の大阪府3市(規模別)の時点・取引単価の散布図
国交省Hpの取引価格情報をダウンロード。 ここでは、大阪府の取引価格情報から、土地m2単価が把握できる土地のみのデータを抽出し、工業地について、サンプル数の多い3市(大阪市、堺市、東大阪市)について、規模別に、時点とm2単価の散布図を描画し、トレンドをみる。
地積については、元データでは2000m2以上は「2000m2以上」となっているが、取引総額を取引単価で割り算して地積を求めた。また、建物付きのサンプルについては、m2単価が把握できず、対象外となるいことに留意を要する。
サンプル数は下記のとおり。
city 100未満 100以上250未満 250以上500未満 500以上1000未満 1000以上5000未満 5000以上
大阪市 39 104 99 68 98 27
堺市 13 26 26 35 44 24
東大阪市 13 39 51 52 38 5
鑑定評価書等で、ある程度サンプル数があれば、価格動向を表示するのには、散布図を描画するのシンプルかつ説得力がある。Rを使うと、上記のような地積を区分するようなことも関数で容易にでき、描画もなれれば色々なパターンで即時に可能である。
大阪市・堺市は海に面し、東大阪市は内陸に位置する。大阪市・堺市では大規模な土地は臨海部に多く、近年臨海部で災害が多いことなどから、大規模な土地については、内陸部の東大阪市のほうが単価が高いもよう。