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なにかおかしいか?
俺はここに座ってるだけだ。やぁ!ば、バザールでの盗み?
何の話をしてるんだ?
俺は何も知らないぞ!…そうか、通信機に出たのはお前だな?
ビルストンのやつめ…
あいつのような無慈悲なやつなら、少しくらいは用心すると思ったんだが。…信じてくれ、俺はやつに乗せられたんだ!
あいつは金のことを全部俺に話して、俺が拒否したらおどしてきたんだ!
「だれも気にしやしないさ」
ってあいつは言ってたよ。「ウロコに包まれたバカどもに、金の扱いなんかわかりゃしないさ」ってさ。
それだけさ。
まあ、今こそ足を洗う時なんだろうな。
少なくとも、あの嫌な奴を俺と道連れにしてやれる。[うなずく]おやおや。
連れ立ってどこへ行く気かな?やぁ!通信機が無くなったことに気づいてすぐ、何かがおかしいと思ったよ。
お前たち探索者はずいぶん卑怯な手を使うんだな?そんなの知るか!
お前はしくじったんだ!
これで終わりだ!ああ、お前はそうだろうな。
私か?
私はこんな時のためにちゃんと準備してあるさ!…!?これでお前たちは終わりだ。
真実を知る者はいなくなる!じゃあね!お、おい、見ろよこれ…
こんなのいかれてる!
な、なあ…あんたならこれをなんとかできるだろ?…
[うなずく]よかった…じゃあ…俺はそのへんの隅にでも隠れてるからさ。
がんばってくれ!…終わりだ、
だよな…?黙れ!
下準備にかけた金は無駄にならずに
済みそうだな。さて、私は逃げるぞ!……く、くそっ。
あんなに準備したのに…
無駄だったとは。やぁ…!私と一緒に来なさい、裏切り者!
あなたは
バキ警備隊の名誉についた汚点です!なに、お前がか?
私はお前の上官だったのに、それがお前の敬意の払い方か?
そうだ、探索者よ…ああこんにちは、探索者さん。彼の逮捕に尽力してくださってありがとう。これから、私たちの手で正義を執行します。…?…これが私とまみえる最後になると思うなよ!
人としての創意工夫で、かならず道を見つけてみせるからな!…さて、どうでしょうかね。
今はひとまず、あなたを逮捕します。
さあ、歩きなさい!
あなたのような裏切り者からね。なるほど…
衛兵もまったくヤワになったものだ。
ああ、そうだな。好きに言うがいいさ、衛兵殿。…じゃあね。
こんにちは、探索者殿。私には港を見張り市民を守るという義務がありますので、失礼します。
こんにちは、探索者殿。
密輸品についての件で、あなたがここに送られてきたんですね?[うなずく]それはよかった。
あなたには港の東側にある箱を調べてきてほしいんです。[うなずく]箱はこのあたりにあるはずです、見つけてきてください!
疑わしい品のデータ信号はすでにあなたに送られているので、近づけばそれとわかるはずです。やぁ!疑わしい人物が来ないかどうか確かめるために、私はここに残ります。
何かを見つけたら戻ってきてください。
あなたは疑わしい人物を見つけてきてください!
私はそいつが街に入っていかないよう見張っていますから。
こんにちは、探索者殿。ドックのトラブルはもう解決しましたが、それでもまだ見張っている必要がありますね。
そしてここが…
崖だ。…!気づいたと思うが…このエリアはとても狭いんだ。…それに…
実際、
どこにも出口がない。…いや実際には…
あっちのほうに
ひとつドアがあるんだ!
東の町まで、
走って戻る必要があるけどな。…そう。これがドアだ。…どこに続いているのかはわからないが、
これ以外に出口と思えるものはない。
もちろん、ドアはロックされてる。
ふむ…
ツアーをこんな暗い雰囲気で
終わらせるはずじゃなかったんだけどな。
そうだ、そういえば…もうひとつだけ、お前に見せたいものが
あったんだった!…?なんだ?おばあさんは
もう疲れちまったのか?…うわあ!
薄暗い場所だな!これは予想してなかったね!
この場所にどんな歴史があるのか、
気になってきちゃったな。それは後だ、
今は急がないと!
ずいぶんと人を集めたようだな。これは予想外だ。ねえ、こいつが
シドウェルってやつ?![うなずく]
…!!
立ち入り禁止区域だと
気付いているはずだ。
アカウントを停止されたくなかったら、
直ちにここを離れたまえ。みんな、やつの言うことを
聞いちゃダメだ。
やつは僕たちのことを運営に
報告できない!忌まわしき悪党め!
そんな空虚な脅しで
俺たちは止められんぞ!ウィ!私たちに
回れ右はさせられないよ!それで、狙いはなんだ?サーバーか?たどり着けるものか。
もしたどり着けたとしても、
中のデータは手に入れる前に消去される。そしてお前も、
あらゆるエヴォターのコピーを失う。
サトシのものも含めてな。その通りだ!
エヴォターサーバーは
あんたの唯一の人質だ。
あんたが失うわけには
いかない人質なんだ!私がどれだけここに執着しているか、
過大評価しすぎないことだな。
乗ってやろうじゃないか。
だが、自由に走り回らせる気はない。バリアがダウンした!
チームに分かれるんだ、みんな!行くよ!!
新人たちよ、
オペレーション・トラックウォーカーの
一部門、プロジェクト・レッドへようこそ。
我々の目的は、この朱染の荒地を
探索、調査し、軌跡とのつながりを
調べることだ。
君たちの最初の任務は、
南側にある試練の館を調査することだ。
館は南側の三角州地区に位置している。
館に入るには、同じエリアにあるこのような
デバイスを探して起動する必要がある。
以上だ。
気をつけるように。幸運を祈る。
目標を達成してくれて感謝する。
今日は部屋に戻って休むといい。
次のミッションを待つように。
プロジェクト・レッドに戻ったようだな。
今日君たちに出せる任務は特にない。
エリアを自由に探索し、
休みたくなったら自室へ戻ること。
今日は君たちに
新しい任務がある。
君たちの任務は、北側にある試練の館を
調査することだ。
館に入るには、西側の湖と森にある
さて、2つ目の館だな…
それに虫もいない。
エミリーが聞いたらきっと喜ぶだろうな。
お察しの通り…ここは木でいっぱいだ。[うなずく]この森には怖いオオカミは住んでない。
いるのはいつも通り、ウィルスだけだ。…さて、ここは漆黒の森だ!…でも真剣な話、
エミリーが虫を怖がるのって…どうもピンとこないんだよな。
"あいつはファイロ神殿のボスのことでものすごく大騒ぎしただろ。
あの大きな蛾だよ。覚えてるか?"[うなずく]でもあいつに中ボスはどうだったかって
聞いてみたら…
わかるか、あのアリジゴク
だよ…
それは問題ないんだとさ!…どうやって?どうも、「遅くて」「砂に埋まってる」から
大丈夫らしい。
個人的にはアリジゴクのほうが
怖さじゃ上だと思うんだけどな。[うなずく]だろ?まあ、
あいつらしいけどさ。
さあ、続きといこう!
あっちの方にとても
面白い場所があるんだ!…!俺はここを優柔不断の花畑って
呼んでるんだ。…?
[うなずく]森はもう十分だな。
湖に戻ろう。あともう一か所
見せたいところがあるんだ。
なんで優柔不断かっていうと、
この花たちはどの高さまで
成長するかはっきり決められないんだ。
ほら、見てみろよ。地面に張り付いてるのも
あれば、数メートルの高さまで成長してる
やつもあるだろ。…
…どうして?おいおい、
俺は湖もロクに説明できないんだぜ、
何を期待してるんだ?…とにかくだ。この花たち、ジャンプして
移動するときの足場に
ぴったりだと思わないか?
ほら、クロスワールドっていったら、
飛び移れそうな足場が文字通り
そこらじゅうにあるもんだろ。
足りないものっていったら、
集められる宝箱くらいだな。
思うに、そのうちこの花たちが
役に立つときがくるはずさ。…あれ?
ようやくか……それじゃ…中に入るか?……正直、いい予感は
しないんだよな。
今までより高いレベルの敵が
もっと出てくるだろうし。
それに、今日は
お前もこんな感じだしな……続きは今度にしないか?特に急ぐ理由もないだろ?…まあ…
こんな状況じゃ、
気落ちするのも分かるけどさ。
でも…
きっとどうにかなるはずだ。
道はきっと見つかるさ。ここから脱出する道も…ゲームから出る道も……希望を捨てちゃダメだ………レア?
…おっと…
こいつはまた…
…
返事してくれると助かるんだけどな…
なんでもいいから。
着いたぞ。
今度は攻略しよう。…もしかしたら高レベルの敵が
また出てくるかもしれない。
用心しておけよ。[うなずく]今度はどんな部屋が出てくるのか、
今から待ちきれないね。
頼むよ、レア。
今日はもう終わりにしよう。
試練の館はまた明日
攻略すればいいだろ。…
...それに、今日は
お前もこんな感じだしな…
もしかしたら高レベルの敵が
用心しておけよ。よし、着いたな。
俺の部屋は北側だ。お前のは?
そうか。
休んで明日また会おう。
今は考えても仕方ない。[うなずく]
じゃあね!おやすみ、レア。
よし、じゃあ今日は
このへんで。
また今度な!じゃあね!おやすみ!…それじゃ…ここで分かれよう。…1人で大丈夫か?…きっとなんとかなるさ。…
おやすみ、レア。…
…じゃあね。よし、それじゃ…
悪夢みたいな俺の部屋を
見たあとでも、お前が
ぐっすり眠れるよう祈ってるよ。…明日のために
よく休んでおけよ。
おやすみ!じゃあね!
…!
よう!…その…
おはよう。やぁ…さっきのアラーム、
お前も聞いたか?
何があったんだろうな。
誰かが宿舎の中で
戦ってるみたいな感じだったけど。…えっと…大丈夫か?…なんだか調子が
悪そうだぜ……なにかあったのか?……
うーん…
とりあえず、今日の
クエストを受けにクエストハブへ行くか?…
[うなずく]よし…待てよ。
待て、待て、待て。こいつ、レベル60だって?!
レア、お前は守りに徹したほうがいい。
俺ができる限り早く倒すから。
じゃあ…
たぶん、こいつは
俺たち2人で対処できるな。だろ?ふむ…
もう1回こいつを
殴ってもらっていいか、レア?[うなずく]悪い予感が当たったっぽいな。よし、いくぞ。
気をつけろよ、レア!
よし、いくぞ。
気をつけろよ!やっぱりな。
さて、光あれ、だ。…?
…あれ…この部屋はなんだ?
あっ…
ヤバい。
えーっと…
くそっ、この部屋は
いったいなんなんだ?
さっぱり思い出せないぞ!…なんだ?…!…俺の部屋?ここが?
まさか!
なに?俺の名前が
この手紙に書いてあるって?
ルーカスなんて名前のやつは
他にもいるだろ!…待って。…
わかったよ、降参だ!
ここは俺の部屋だよ!…!!
…散らかってるのは分かってるよ!誓ってもいいが、いつもこうだって
わけじゃないぞ!
変に決めつけないでくれよな!…頼むよ!
そんなに厳しい目で
見ないでくれって!…!!うわあっ!そっちに行くな![首を振る]
…!!最悪だぜ…
ああ。面白いよな。
なあ、もう十分見ただろ。
行こうぜ。
レア、頼むよ!
最初の結果は…かなりよかった。
彼はすぐに彼女を認識した…
その他には…
彼は記憶を
呼び起こしつつある…思うに…
ずいぶんと速く。
何者かが妨害を…環境サーバーをハックしたんだ…
彼女を手助けしたものがいる…
わかった。
終わった…
俺の最後の…創作…
さあ…
終わりの時が
やってきた…
すべての終わりが…
…どうも。
そろそろログアウトする時間が
来たからかもな。
おっと。なにも見えないな。
誰か、明かりをつけてくれないか?
ロビーみたいな場所だな。…ここは…
妙になじみがあるな。どこがとははっきり言えないが。…?なんだか…
妙だ。
すごく気味が悪い。どうして?…わからない。ただ、なんだかすごく気味が悪いんだ。…えーっと…
これは…
部屋か?
ふん…
この部屋で
十分な時間を過ごしたってことかな?
結局、
このクエストに何の意味があったんだ?…この場所は本当に謎だな。
さあ、行こう。[うなずく]
ここがクエストハブだ。
ルーキーハーバーみたいに、ここにも
ホログラムのプロジェクターがあるな。
…ずいぶん短いな![うなずく]
…どうして?まったく、「どうして」だよな。
残りの物語とはどうやってつながるんだ?
だいたい「プロジェクト・レッド」って
なんだ?
フリーンだったら何か知ってたかもな。
残念ながらあいつとは連絡が取れないんだ…
まあ、他の誰とも通信できないけどな。…やれやれ。
他にできることもないし、
一緒にクエストをクリアしようぜ。[うなずく]さてと…クエストの成果をホログラムの
ポータルに報告したほうがよさそうだな。[うなずく]なんだこれ。どうして。今まで見た中で一番お粗末なクエストだぜ。
それに、聞き間違えじゃないよな?
自分の「部屋」に戻れって?[うなずく]本気でここにいるプレイヤー全員に
部屋が用意してあるのか?
ここはなんなんだ?
牢獄か何かか?…バカバカしいぜ。
ああ、もういい。俺はログオフするよ。
今すぐにな。
ここから出る方法も探さないとだしな。……
とにかく、一緒にプレイしてくれて
ありがとな、レア。また会おう!じゃあね。…なんだ?
まだゲームの中にいるのか?…?…そんなわけない。
またかよ?!…?システムが壊れたのか?なら直接クロスギアを…
……?…
…そ…
…そんな…
クロスギアを外せない。…?!い、いったい何が起きてるんだ…
ゲームに閉じ込められちまったって
いうのか?!…待って!よし、今日のクエストを受けるぞ![うなずく]…待てよ。これで終わり?
運営は俺たちにただ
ぶらぶら散歩しろっていうのか?[うなずく]ちぇっ、まったく…
この「キャンペーン」は
間違いなく最低だぜ。
実を言うと、ここいらはもう歩き回って、
いい場所は見つけてあるんだよな。
何もやることがないし、
このあたりを案内してやろうか?…
[うなずく]よしきた、ついてこい!
よし…また宇宙に入るぞ。
いつも通り味気ねえな。…よし…
まあ、とりあえず今日は
まともなクエストをもらえたな。
なあ、お前の調子が
悪いことくらいわかるぞ。
なんで調子が悪いのか…どうにかして教えてくれないか?……イヤか?…それとも、今日のクエストを
クリアしにいったほうがいいか?[うなずく]行くか。
ありがとよ、チーフ。じゃあね。よし、これでいつでも
塔に行けるな。
ただ、お前はどうだか知らないけど、
塔に行く前に俺はひと眠りしておきたい。
だって、あそこで何が待ってるか
わからないだろ?時間が
かかるかもしれないし。…
[うなずく]よし、それじゃあ宿舎に戻ろう。
これで最後だ。ふう…
ギリギリだったな。
そこらじゅうガードで
いっぱいだったぜ。[うなずく]それじゃ、
エレベーターに乗るか。よし、別のエレベーターだ!
上行きのやつだといいんだけどな。
下にはもっとガードが
いるはずだ。
油断するなよ。…ふむ…他に道はなかったよな?
この部屋になにかあるのかもな。
それでこのターミナルの設置場所、
都合が良すぎると思わないか?
これで出口が
開いたんならいいが…
いらっしゃいませ。
武器はいかがですか。いらっしゃいませ。
消耗品はいかがですか。
…レア?・
・
?
…レア、無事かい?
僕の声は聞こえてるかい?[うなずく]…そうか。
戦闘のすぐ後、
君は突然ゲームから追放されたんだ。…!ようやく元通りになったみたいだね。
それにしても…
ここはなんなんだろう?
ドアはロックされてるみたいだね。
どうやら閉じ込められたようだ。
うん?どうしたんだい?待って。ああ、もしかしてここに
見覚えがあるのかい?
夢の中で見たとか?[うなずく]なるほど、ということは
君はここに来たことがあるということだ。
それじゃ、少しまわりを見てみようか?
これは…枯山水かな?
プレイグラウンドではどこに行っても
お目にかかれないだろうね。
アバターたちが一瞬のうちに
めちゃくちゃにしちゃうだろうから。…君をまたオンラインに戻すのに
数時間もかかったよ。…
…待って…
…ガ、ガウタム?君なのか?…
やあ。しばらくぶりだな。…やぁ…話せるようになったのか?
だが、話せる言葉の種類は
そう多くないんだろう?いったい誰がお前を
ゲーム内に戻したんだ…?
お前は…
本来いてはいけない存在だ。…どうして?まだ全部思い出してないんだな?
この部屋はどうだ?
見覚えくらいはあるんじゃないか?…
そうか。なら遅かれ早かれ、
お前の記憶は戻りそうだな。
そうなると…厄介だな。…どうして?…
しゃべりすぎないほうがいいか。…とりあえず、何かすることを
用意しておいたぞ。
もう少しだけ待っていてくれ。ガウタム…
こんなところで
なにをしているんだ?…どうやって?…ガウタムを覚えてないのかい?[首を振る]…
彼はかつて、僕の同僚だったんだ。
数年前に失踪してしまったんだけどね。…?
…どうして?…それはわからない。
レア、彼の言うとおりにしよう。
ガウタムのことは…
あとで詳しく話すよ。
今はとりあえず、僕たちが
どこにいるのかはっきりさせよう。[うなずく]…また部屋の中に閉じ込められた
みたいだね。[うなずく]状況はどんどん奇妙になるばかりだ。
よし、まずこの場所の名前は…
朱染の荒野だということがわかったね。
ここはもともとクロスワールドの一部として
開発されていたけど、プロジェクトは
お蔵入りになったんだ。
運営はすでに環境の大部分を開発して
いたけど、最終的にはこのエリアが
プレイグラウンドに統合されることは
なかった。
このエリアに入れるアバターは
いないはずなんだ。…どうやって?それは僕も不思議に思っていたんだ。
このエリアにいるアバターたちは、
いったいどうやってここに来たんだろう?[首を振る]
どうやって?うん?他のことを言いたいのかい?
ああ…僕がどうやってそれを知ったのか
不思議なのかい?[うなずく]まあ…もう隠すこともないか。
僕はインスタテインメント社の社員
なんだよ。クロスワールドの制作に…
もう何年も関わっているんだ。
それで内部情報にもアクセスできるわけさ。
全部というわけじゃないけどね。…!でも、この地区の開発が続いていることは
僕でも気が付かなかった。
僕の知る限りじゃ、この場所は
放棄されたはずなんだ。
もしかしたら…ここは僕たちが
知るべきじゃなかった機密プロジェクト
なのかもしれない…
ただ、その線はかなり疑わしいけどね……アバターがログアウトできないらしいと
いうのも妙だね…[うなずく]記憶喪失になっているというのも変だ。[うなずく]
…待って。なんだい?…!…
そうだね、まるでレア、君みたいだ。
みんな君と同じような状況に陥ってる。
プレイヤーたちがみんな昏睡状態に
なってるとは…
思えない。…どうして?…
レア…
実は言いたいことが……?…いや。
ご、ごめんよ。
どうやら…何か勘違いしてたみたいだ。…??
…どうして?とにかく、この部屋で
僕たちにできることはない。
だから、今日はここまでに
しよう。いいね?[首を振る]
…待って。どうして?レア…
頼むよ…もう話すことは何もないよ。…
…じゃあね。おやすみ。…!
待って!やあ!おはよう、レア。
また夢を見たのかい?[うなずく]それはよかった!
新しく思い出したことはあったかい?[うなずく]思い出したのは場所かい?[首を振る]そうか…
それじゃ、人かい?[うなずく]それはよかった!
じゃあ聞くけど、
その人は…
アバターだったかい?クロスワールドに
ログインしている誰かだった?[首を振る]オーケー、プレイヤーじゃないとすると…
ひょっとしてガウタムかい?[うなずく]それも当然だね。君は昨日ガウタムと
会ったんだから、それが記憶を取り戻す
きっかけになったに違いない。
他に誰か見た?[うなずく]
…!おや…
僕を見たのかい?[うなずく]ふむ…そこにもう1人いなかったかな?
黒いボサボサの髪で、メガネをかけた
やせ型の人はいなかったかい?…!
[うなずく]それはきっとサトシだ。…?よし、レア…
君のことについて、
さらに話すときが来たようだね。…?!そう…
僕は君のことを少し知っているんだ。僕らは昔、お互い知り合いだったんだよ。
僕は、記憶は君自身のペースで
取り戻したほうが安全だと思ったんだ。
それこそ…
記憶喪失から
治る過程の一部だからね。…とにかく、君がガウタムとサトシ、
僕のことを思い出したのなら…
…その夢は今から5年前のことだ。
その頃僕たちは、
みんなインスタテインメント社の
社員だったんだよ。…!そうさ、僕たちは全員クロスワールドの
開発に関わっていたんだ。
そしてサトシは…
君のお兄さんなんだ。…彼のことは、そのうち
もっと思い出すだろう。
とにかく…4年前から、君たち3人は
みんな行方不明になってしまったんだ。…?君たちに何が起きたのか知る人は
誰もいなかった。なんの痕跡も
残っていなかったからね。
信じてほしい…探しはしたんだ。
その努力が実ったのは、
君を見つけた時だ。病院で横たわる君をね。…君がクロスワールドで目覚めてからは、
君の記憶がサトシと他のみんなを
探す唯一の手がかりになった。…僕は君に目覚めてもらいたい。
そして、何が起こったのか知りたいんだ…
君と他のみんなにね。…!何が起こったにせよ…それはこの場所と関係があるはずだ。
僕たちは答えのすぐそばまで近づいてる、
そう感じるんだ!…!!ああ、そうだ…ドアはちょっと前に開いたみたいだよ。
実は、もう少し早く
ログインさせるつもりだったんだけど…
また少し足止めを食らっちゃってね。…?ルーカスがきっと外で待ってるよ。…!部屋に戻ったのかい?[うなずく]僕はまだ、状況を理解しようと
してるところだよ…
どうしてプレイヤーたちは
ここから出られないんだ?それに、
どうしてみんな記憶を失っているんだ?
いったいこの場所は
なんのために存在するんだ?…それにどうしてこの場所は、
報告されることもなく
存在していられるんだ?…!
待って。うん?どうしたんだい?…!えっと…
ああ!君は僕が報告したらいいって
思ってるんだね?[うなずく]理屈で言えばそうだね。
でも、それはいいアイデアとは
言えないな。どうして?なぜなら…
僕たちがやっていることは…公式に認められてないからだよ。
少なくとも、君をクロスワールドに
ログインさせるにあたって、僕は会社に
許可を取っていないんだ。…?端的に言うと…
僕は君をゲームに
こっそり忍び込ませたんだ。
だから僕たちは、あまり目立たないように
行動しなくちゃいけないんだよ。
ゲームシステムに干渉しながら、
注意力を欠いた行動をする
余裕はないんだ。
チート行為やあらゆる不正行為を防ぐ
ために、クロスワールドには信じられない
ほど大量のセキュリティチェックが
施されているからね。
単に君をここから出そうと
するだけでも…
すぐに
アカウント停止処分にされてしまうだろう。…!そういうチェックをかいくぐる手は
あるけど、今のところ僕がとれる手は
すごく限られている。
というのも、このエリアの環境サーバーに
僕はアクセスできないんだ。
それどころか、このエリアは
停止させられているから、
誰もアクセスできないはずなんだ。…それでも…
僕は君をここから出す方法を
探すよ。
とても難しいだろうけど、
絶対にできるはずだ。…!それじゃ、今日は
終わりにするかい?[うなずく]そうか。
おやすみ、レア。じゃあね!
…おはよう、レア!やぁ…それで…
新しく思い出したことは
あったかい?…
[首を振る]そうか、なるほど…
それじゃあ、
外に出ようか?[うなずく]あれ…
さっきまでドアは
開いてたのに。…?
どうして?えっと……?!いったい何が
起きてるんだ?
誰か戦ってるのか?…どうして?プレイヤーたちが
反乱をくわだてたのかな?それで…し、シズカ?!
君は…
君はまだ…あなたは
戻ってきたのね?…やぁ?なに?
しゃべれるように
なったわけ?…どうして?…どうして?
そんなのこっちが
聞きたいわ!
どうしてあなたが
ここにいるの?
消えたはずなのに!…そこまでおしゃべりじゃ
ないみたいね、見たところ。
最後に会ったのは
いつだったっけ?
1年前?…?覚えてないんでしょう、
違う?[首を振る]覚えてるわけがないわね!連中はぜんぶなかったことに
しようとしたんだから。
あなたを直すためにね。…?連中はあなたにすべてを費やした…私にはまったく理解できない。…どうして?黙りなさい!!…!ならいいわ!私が真実を思い出させてあげる!
あなたがなんて
吹き込まれたのかは知らない。
あなたが誰なのか、
なんで存在するのか、
記憶はどこから来たのか。
なんと言われていようと、
それは嘘よ。…?シズカ…頼む、
やめてくれ…私を見てると妙な感じがするでしょう…
まるで鏡を覗き込んでいるみたいな。
私たちは同一人物なのよ。
いや…
正確ではないわね。私たちは同じじゃないもの。
私はオリジナルだけど、あなたはただのコピー。
単なる私のアバターのコピーに
すぎないのよ!…?あなたはAIで、
ただのプログラム。それ以外の何物でもない。…!?だからあなたは決して
ゲームから出られないの![首を振る]否定したいならすれば。なにも変わらないけどね。
記憶を思い出せば思い出すほど
はっきりしていくでしょうよ。[首を振る]そして、思い出した記憶は
誰のものだと思う?
ぜんぶ私のものよ。
私の記憶。
私の人格。ぜんぶコピーされたものなの。[首を振る]あなたは人工知能の
「偉大なる次世代の一歩」だって
呼ばれてた。
こっけいよね!
みすぼらしいコピー、
それがあなたの正体なんだから!…どうして?!それは偶然じゃない。
黙れ!!…私たちはあなたのせいで
こんな地獄に閉じ込められてるのに!
しかもなに?!
それが私の記憶すべてにアクセスできる
プログラムのせいですって?!
いったいどうしてこんなことが
いいアイデアだと思ったの?!どうして…いいから…
黙れ!!
しゃべるあなたなんて
一番見たくないのに!……
あなたに存在する
権利なんてない。
あなたを戻したのが誰だろうと…いますぐあなたを消去すべきよ。……
…それじゃあ…
せいぜい良い1日を!…どうして…
…どうして…
…どうして…れ、レア、お願いだ……どうして…レア、お願いだから
落ち着いてくれ!…どうして…し…シズカは嘘を
ついてるんだ!
信じなくていい…信じちゃダメだ!…どうして…
…どうして…レア?
聞こえてるかい?…どうして…レア、お願いだ!
乗り越えてくれ!…どうして…君を失うわけには
いかないんだ!頼む!…どうして…君が唯一の
手がかりなんだ!…お願いだから!!…
…レア?…じゃあね。ろ…
ログアウト…したいのかい?[首を振る]僕が君に言えるのは、
希望があるということだけ…
レア、
ちょっと待って……じゃあね。レア…
どうしたんだい…じゃあね!レア…?じゃあね!…
レア、説明させてー
じゃあね!!じゃあね!!じゃあね!じゃあね!!じゃあね!!!…
わかったよ。
僕は…
黙るね。…
……レア?…
…じゃあね。レア、お願いだ…説明するチャンスをーじゃあね!!……君がうまく乗り切ってくれた
みたいでうれしいよ。…おやすみ、レア。・
・…
…やぁ?
待って!
じゃあね…
・…!!…
おととい起きたことについては…
計画にはなかった…
わざとではなかったんだ。…どうして?…
そうか、君はもういくつか
言葉を話せるんだったな。
それじゃあ…少し
話をしてくれないか?
君をゲーム内に
戻したのは誰なんだ?…どうやらそれを話せるほどには
しゃべれないようだな。…まあ、ならいいさ。
遅かれ早かれ、
こちらで見つけるさ。
では、失礼するよ。…じゃあね…
…やぁ…
…レア…
心配しないで。
僕なら大丈夫だよ。
でも、今はいつもみたいには
話せないんだ。
今は…
ルーカスと計画していた
ように、塔へ向かってくれ。
僕の方でも、君たち2人が
ここから出られるように試してみる。
じゃあ、また。…
…!!…すまなかった。
ここの眺めも
そう悪くないだろ?…さてと、町を出たな。ほら、見てくれ!
デバイスのひとつだ!
例のひどいシナリオのせいで、俺たちは
まだ先に進めない。だから、こいつらに
触れてもなにも反応はない。…ここじゃ何もすることがないから、
この場のすばらしい自然の風景を
味わうとしよう。
こっちだ!…!!ここは…湖だ。…どうして?だって、紫色の水でいっぱいだろ…別の何かかもしれないけど。どうして?申し訳ございませんが、当ツアーには
基礎科学に関する解説は
含まれておりません。…
じゃあね!がははは、なんて
厄介なお客だ!
トロニーのやつだったら、
きっとお前にきちんと
説明してくれるだろうな。
それに、きっとここの岩のヘンテコな
並び方に文句を言うだろうな。[うなずく]さあ、続けよう。
次は北側だ!
途中でウィルスたちを
踏んづけないようにな!…!このツアーには川エリアは
含まれてないんだ。
もう昨日行ったところだしな。…なあ、おい…
そんな様子の
お前なんて見ちゃいられないよ。
お前を元気にする方法が
絶対にあるはずだ。
どうにかして、
お前の問題について話してみよう。…いくつか質問するけど、
いいか?よし、そうだな…
お前はなにか、自分について
思い出したんじゃないか…
たとえば、悲しくなるようなことを。…
オーケー、じゃあそれは
なんなんだ?
誰か…
親しい人を
亡くした記憶か?ふむ…
じゃあ、誰かに…裏切られた記憶か?…
そうか…
それは残念だったな…
そいつはいったい、
お前に何をしたんだ……
じゃあ、他になにか
原因があるのか?
やれやれ、こいつは骨が折れるな。……
みんなは今頃どうしてるんだろうな。フリーンにバギーに、エミリーに…他のみんなだったら。…お前はエミリーとトロニーの2人と
ずいぶん仲良くしてたよな。だったら…あいつらもさみしがってるさ。
こんなふうに辛いとき…
どこかで
お前を気にかけてくれる人がいるって
知っておくのは大事だぜ。…たとえ今は自分たちだけしか
いないように思えてもな。…お前が抱えてる悩みはみんな…
そいつのせいなのか?今日はこれで終わりにしておいた方が
いいと思うんだ。
試練の館は明日片づけよう。
いいな?それじゃあ、
宿舎に戻ろう。
サイ野郎を倒して見られるのが
あんな部屋だけだなんて、
信じられないぜ。…だいたい、運営は俺の部屋が
あんな風になってるのを
どうやって知ったんだ?
それに、どうして俺の部屋を
ここに再現したんだ?…とにかく…ちょっとは
いろいろ思い出せたぞ。
どこに住んでたとか…どこで働いてたとか…
会社の名前は
なんだったっけな?
とにかく、IT系の部署に
つとめてたはずだ……!それでもまだ…
なにもかもが妙な感じだ。
たとえば…
どうして俺は突然
なにもかも忘れちまったんだろう?…あのさ…俺…とても
怖いことを考えてたんだ。…?俺は今、持てる時間の全てを
このゲームで消費してる…
ゆっくりと取り戻している記憶だけが、
俺の「リアルでの暮らし」の痕跡だ。
でももし…
もし、リアルでの
暮らしに戻れなかったら?…永遠に、このゲームの中に
閉じ込められたままだったら?…これが…
昨日、お前が
抱えてた気持ちなのか?…
そうか……まあ…
でも、だからって…
それがどうした?…それで人生の意味が
なくなったりするのか?…?俺たちがどうしてこのゲームに
閉じ込められちまったかは
分からないが…
正直に言えば…
そもそもどうして
生きてるかだって俺たちには
分からないだろ。…つまり俺たちはゲームの中でも、
「リアルでの暮らし」でも閉じ込められてる
わけだ。たいして違わないだろ?…こんなふうに考えるのは
おかしいか?[うなずく]そうか…
生きがいのある暮らしを
送ることが…俺は大事だと思うんだ。
それに、ゲームの中に閉じ込められる
ことが最悪だってわけじゃないだろ?…俺たちは1人じゃない。
この世界にも友達がいる。[うなずく]それに、一生クロスワールドに
ログインしてたほうが幸せだって
連中も何人か知ってるしな。…そう悪いこと
ばかりじゃない、だろ?
ここから出られるに越したことは
ないけどな。実際、ここは最低だし。
それに考えてたんだが、俺の部屋は
ここにお似合いだよな……!がははははは!
さてと!
クエストが終わったのを
報告しにいくか![うなずく]
…やぁ?よう、お2人さん!
あんたたちは2つ目の試練の館に
行くクエストを受けたんだな?ああ、ようやくね!
ずいぶん時間がかかったよ。
昨日は退屈で卒倒しそうだった!そいつはよかったな!
俺たちは今日クエストを受けられなくてね。
あたりを見て回るしかできないんだ。それは残念だね。
君たちもきっとすぐに
クエストを受けられるさ。
そうかな…?…えっと…モンデュー、いったいこの…
ロボットたちはなに?!バリアとこの敵たちはつながってる。
先に進むにはこいつらを倒さないと!見て!あれ…
エヴォターだよ!
ねえ、あなた!
クエストハブに向かって!えっ?えっと…
すごいアイテムが
もらえるんだって!…ここから出たいなら
ハブに向かってくれ!
早く、これが唯一の
チャンスなんだ!ほ、ほんとに?クエストハブって言ったかい?レア、そっちじゃない。
クエストハブへ向かうんだ、早く!
レア、そっちじゃない。
クエストハブへ向かうんだ、早く!なあ、その…
セルゲイ?それで…
レアは
いったいどうなるの?なんだい?エヴォターは回収したわけだけど、
次はどうするんだ?そうだな…
僕はインスタテインメント社に連絡して、
この状況を全部説明しなくちゃいけない。
そしてうまくいけば、エヴォターに
ふさわしい将来を創りだすことが
できると思う。…残念だけど、レアをゲーム内に
存在させておくわけ
にはいかないんだ。
もともと、許可を得ている
わけでもないし…
それに、エヴォターについて
議論しているあいだ、会社のルールは
破るべきじゃないしね。…でも…
いますぐにレアを
ログアウトさせる必要はないでしょ?
あともう少しだけ、いっしょに
プレイしてたっていいよね?…
そうだね…特に今
ことを急ぐ理由はない。…!それじゃ、
今すぐ行こうよ!
プレイグラウンドに出発!!彼の言った通りだ。
この崖はほんとに
理屈に合ってませんね。
どうして?!なに?…どうしてかって、
もう見たくないからさ……?
よし…これが試練の館だな。
レベルの低いウィルスみたいな敵が
もっとたくさん出てくるってことなのか?
俺はそれでもかまわないぜ。かかってこい!…
じゃあね。がはははは!
冗談だよ、いま高レベルの敵を出されたら
大変だからな。敵のレベルはできれば
低いほうがいいさ。[うなずく]俺はここにいない…君は何も見なかった。…
…どうして?あっちへ行け。よーし、ちゃんといるな!
さてと、あちらさんがヘンテコで
強力すぎるボスを引っ張り出して
こないようにお祈りしとくとするか。…!
それじゃあ…
ここを気づかれずに…
通り抜けないとな。この塔は…我々の領域だ!北に行ったところに、
中に入れるドアがあるはずだ。
分かれて進もう。
その方が見つかりにくい
だろうからな。[うなずく]
待って!へえ、お前が
先に行きたいのか?[うなずく]ふむ…
いい考えかもな。
お前の方が小さいから、
連中に気付かれにくいはずだ。…がはははは!
お先にどうぞ!
後ろは俺に任せな!…!待てよ…俺たち入口に
戻ってきたのか?
うーん…屋根を伝ったルートで
先に進めそうじゃないか?[うなずく]よし、塔に近づいて
きてるみたいだな!
ふう…なんとか
切り抜けられた、よな?…オーケー…ここから塔に入れないか
道を探してみよう。
あれ…
なんにもないのか?
セキュリティの優先順位が
おかしいんじゃないか。…まあ…俺たちをはばむものは
ないってことだな。よし、塔に入ろう![うなずく]さて、いよいよか…
正直言うと…
イヤな予感がするんだ。どうして?ここまで、俺たちはガードの目を
すり抜けてきたわけだが…
なんだか…
わざとらしく感じないか?
まるで、ここまで
来てほしがってるみたいにさ。…なんというか…他に選択肢がない
みたいな感じじゃないか?[うなずく]だよな。まあ、中に入って
何が起きるか見てみようぜ!
うん?潜入をやめるのか?[首を振る]そうか。でも、なるべく
早く戻って来ような?[うなずく]そうだな、そんなに早く
諦めたらダメだ!
よし!中断したところから続けるぞ!シュレッダーのうち一体が
黄色い星でマーキングされる。…!よし、できたぞ!いったいなにが狙いなのかは
わからないが…
君たちがこのエリアのエヴォターに
干渉したいということははっきり分かる。
君たちのやりたいように
続けさせるつもりはないぞ。
レア、あのエヴォターのことを
忘れてはいないだろう。…!!
…彼の運命は
私の心ひとつで決まるのだよ。
君たちがどうするべきか、考え直す
最後のチャンスをあげよう。レア、やつの脅しに
屈しちゃダメだ!
この計画こそが
彼を助ける最善の方法なんだ!…!!
レア!!!
…!!…
それは君が心変わりすることは
ないと受け取っていいのかな。
残念だよ。
いずれにせよ、
君が進めるのはここまでだ!それで…
まだがんばってたってわけ?シズカ?!
ここでなにしてるんだい?助けに来たのよ!君は…
私のことなら心配しないで。
居場所なら前もって移動しておいたから。
私なら大丈夫。
それよりも、あなたたちの方が
助けを必要としてるんじゃないの、レア?やぁ!私たちになにができるか
見せてやりましょう!そいつを倒して、
エヴォターのところまで
押して行ってくれ。
そうすれば
ブロッカーを破壊できるはずだ。
何回かやってみないと
いけないかもしれない。
幸運を祈ってるよ!それで、次はどうするの?
これで全部ね…君たちの計画は、思った通りには
行かなかったようだな?
君たちはこのエリアの
エヴォターすべてに
レーザーを当てた。その表現は正確じゃない。
一体だけエヴォターが残ってる。な、なにが起きてるんだ?
レア…お前なのか?…
やぁ!!
…じゃあね。さっきのは計画通りなのよね?ああ!やったぞ!
エヴォターサーバーを
クラッシュさせたんだ。それでみんな爆発したわけ?ああ。でも、エヴォターのことは
心配しなくて大丈夫だよ。
彼らのデータは損なわれていないし、
復元も可能だ。
計画ということか?
はっ…
賢いな。実に賢明だ!
推測するに、単に再起動をかけても
これは直らないんだろう?
エヴォターサーバーはクラッシュし、
私はアクセスできなくなった。「単なるデータ」ですって?ははは!
本当に、感心したよ。
しかしそこまでして、針穴の先のような
抜け穴を見つけるとはな…
単なるデータを復旧させるために。私たちが数年かけて成しとげてきたことに、
あなたときたらほんの少しの敬意さえ
払ってないってわけ?!敬意なら払っているとも。心の底からね。すばらしい成功だった。
君たちみんなの努力のおかげだ。
それを否定する気はない。それじゃあ…
どうして…
どうして私たちに
こんな仕打ちをしたの?
なんで脅したの?!
なぜ人質をとったの?!
どうしてそんなことを
何年も続けたの?そうせざるを得なくなったのは
君たちのせいじゃないか。必要なことをしただけだ。
君たちはすべてを
投げ出そうとしたじゃないか!
当局に通報し、
私に
悪事の責任を取らせようとした。
私たち全員が仲間だという事実を
都合よく無視してね。
最初はパートナーとして
仕事をしていたことを
忘れないでもらいたいね。
そして、私たちは今でもパートナーだ。
ある点が…
イデオロギーの不一致という点が
なければね。私たちは、情報を抜き取るために
エヴォターを作った。
そして情報を抜き取ったら、
あとは捨ててしまった!
殺したのよ!
エヴォターは…
彼らは
「単なるデータ」じゃない!
あなたはデジタル化された人間を
殺しているのよ、シドウェル!
こんな残酷な計画に協力できるほど、
私たちは人でなしじゃないわ!シズカ…
それについての議論は
何度もしただろう…もううんざりだよ。
私は君たちの研究を
何年も支援してきた。
そもそも、エヴォターは
私がいなければ誕生しなかっただろう。
私はやりとげた。
エヴォターたちは存在する居場所を得た。
このビジネスが終わるとき、
すべてのエヴォターの存在も終わる。
直ちに、そして永遠に。
私たちがエヴォターを悪用することへの
君の懸念はわかる。