対応分析で原点付近に布置される語の解釈 #1184
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お使いのKH CoderのバージョンVer.3.beta.05b ご質問の内容をお書きください対応分析に関して、原点付近に布置する語の解釈は、どの変数にも共通した語と考えても原理的にはおかしくないでしょうか。 どの変数にも「特徴的でない語」として教科書ではお教えしていると思いますが、解釈として正しいか教えてください。 また、「特徴的でない語」であるが、対応分析の結果、浮かび上がってくるという事は、特徴的ではないが「重要な語」と解釈して問題ないでしょうか。 ご教示戴けたら幸いです。 |
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Replies: 2 comments 1 reply
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そういう場合もありますが、そうでない場合もあると思います。 公式入門書の表13.2や表13.5の「全体」行が、原点の位置になります。もし「全体」行が特定の変数値で大きくなっているような場合、「どの変数にも共通」とは言い難くなるかと思います。 「全体」行はご覧の通り、(対応分析に投入された)全語の平均的な出現傾向をあらわします。ですので原点に近い語は、「(対応分析に投入された)全語の平均的な出現傾向に近い語」ということになると思います。
「全語の平均に近い語」として注目することは可能かと思います。ただしその場合は、「差異が顕著な語を分析に使用」オプションのチェックを外して、対応分析を行なうようにしてください。 原点付近の語に関しては、対応分析によって浮かび上がったというよりは、このオプションの作用で浮かび上がっている可能性があります。 それから、KH Coder 3 Beta版のサポート(積極的な改修)は終了していますので、たとえば論文に掲載するような重要な分析については、KH Coder 3正式版のご利用をお勧めいたします。おそらく、同じ分析結果になろうかとは思うのですが。 |
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樋口先生
お世話になっております。
当ダッシュボードの使用法がわからず、返信が遅れて失礼いたしました。
先生のご教示のお陰で無事に論文が掲載されました。
心よりお祈り申し上げます。
井草
…----- Original Message -----
From: "ko-ichi-h" ***@***.***>
To: "ko-ichi-h/khcoder" ***@***.***>
Cc: "MAZADA121" ***@***.***>; "Author" ***@***.***>
Date: 2024/02/21 水 00:31
Subject: Re: [ko-ichi-h/khcoder] 対応分析で原点付近に布置される語の解釈 (Discussion #1184)
そういえば、以前の対応分析の論文は、掲載されましたか?
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そういう場合もありますが、そうでない場合もあると思います。
公式入門書の表13.2や表13.5の「全体」行が、原点の位置になります。もし「全体」行が特定の変数値で大きくなっているような場合、「どの変数にも共通」とは言い難くなるかと思います。
「全体」行はご覧の通り、(対応分析に投入された)全語の平均的な出現傾向をあらわします。ですので原点に近い語は、「(対応分析に投入された)全語の平均的な出現傾向に近い語」ということになると思います。
「全語の平均に近い語」として注目することは可能かと思います。ただしその場合は、「差異が顕著な語を分析に使用」オプションのチェックを外して、対応分析を行なうようにしてください。
原点付近の語に関しては、対応分析によって浮かび上がったというよりは、このオプションの作用で浮かび上がっている可能性があります。
それから、KH Coder 3 Beta版のサポート(積極的な改修)は終了していますので、たとえば論文に掲載するような重要な分析については、KH Coder 3正式版のご利用をお勧めいたします。おそらく、同じ分析結果になろうかとは思うのですが。