この章では、静的経路制御(Static Routing)の基礎知識とその設定を学びます。
ここまでは1hop(直接接続した機器同士)のパケット送信でしたが、普段インターネットを利用する上では通信先の間には数多くのルーターが存在します。 パケットは送信元から送信先へバケツリレーのように運ばれていくわけですが、この経路は一意ではありません。
様々な経路制御手法によってパケットの送信経路はコントロールされますが、ここでは各ルーターに対して宛先に対応する次のノードを指定することでパケットの経路制御を実現してみましょう。
ヒント1
Chapter1と同様に使用する各NICにはIPアドレスを割り当てる必要があります。
ヒント2
ping
の応答パケットのルーティングも必要です。
ヒント3
「VyOS static route set」などで検索してみると良いでしょう。