野沢さんがやっているようにTeXを使ってメモを取っておくと便利な気もしているので, それを快適にできるようにすることを目指したパッケージ.
- TeXでメモを取って,自分のgithubで管理したい
- 複数のメモを一つのレポジトリで管理したい
- makeって打っただけで(コマンド一行で,という意味)PDFにしたい
- privateレポジトリにしたいものもある
- 中間生成ファイルはコミットしたくないし,
git status
にも登場してほしくない - latexの出力がうっとおしいので,良い感じにしたい
を満たす必要がある.
下の「環境」で書いてあることをやった上で,
cd /path/to/自分のディレクトリ
git subtree add --squash https://github.com/eisoku9618/report.git master -P report
cd report
make example/example.tex
gnome-open example/example.pdf
でOK.
- Ubuntu 14.04以降
- TeX Live が2010以降で良い感じに日本語対応していて,Ubuntu12.04(texlive 2009)ではダメで,Ubuntu14.04(texlive 2013)ならOK
- 最新のbxjsarticle
- latexの出力を良い感じにするlatexrunを使っていて,latexrunは従来の
.tex -> .dvi -> .pdf
で進めるplatex
やuplatex
には対応していなくて,pdfplatex
やxelatex
にしか対応していない - jarticleやjsarticleは
platex
までにしか対応していなくて,pdfplatex
やxelatex
では使えない - https://github.com/zr-tex8r/BXjscls というレポジトリで提供されているbxjsarticleはjsarticleを
platex
に依存しないようにしたもので,pdfplatex
やxelatex
で使える!!! - が,Ubuntu14.04に最初から入っているのではダメだったので,
git clone
する必要があるっぽい
- latexの出力を良い感じにするlatexrunを使っていて,latexrunは従来の
つまり,Ubutnu14.04にて
sudo apt-get install texlive-lang-cjk texlive-xetex texlive-fonts-recommended
mkdir -p ~/texmf/tex/latex
cd ~/texmf/tex/latex
git clone https://github.com/zr-tex8r/BXjscls.git
をすればOK.
- latexrun を使うことで,texの処理の時の大量のメッセージとエラー時の解読困難なエラー文を隠蔽して見やすくしてくれている
- https://github.com/aclements/latexrun
- もうこれがなしでTeXを使いたくない
- texのビルドをいい感じにしてくれるのは,latexmkとかomakeとかあるが,latexrunはログの出力までいい感じにしてくれるので,これを使うことにした
- サブディレクトリを掘ってもいいし,掘らなくてもいい,というようにした
- サブディレクトリを掘った例がexample/example.tex
- 掘らない例がreadme.tex
- 中間生成ファイルは気にしなくていい
- ちなみにtexのメインファイルがあるディレクトリの.tmp以下に中間生成ファイルは作られている
よく分かっていないが,欧米ではtexから一発でpdfを使うpdflatexが主流なのに対し,日本ではアルファベットと日本語が混ざるせいでplatex+dvipdfmxが主流. 現状では,日本語を綺麗なスタイル(細かい部分だから良く分からない.段落の最初に空白をどのくらいいれるか,とかそんなレイヤーの話)で出力が必要な場合(修論とか)ではplatex+dvipdfmx+jsarticleスタイルを使うべきっぽい.
ので,そういうのにはこのレポジトリは対応していなくて,このレポジトリの守備範囲は個人的や仲間内で使うpdfが対象.
日本語文章でなくて,英語だけなら
が便利そう.